電算システムホールディングス【4072】 プライム(内国株式)

情報サービス事業ではクラウドソリューションや情報セキュリティ、SI・ソフト開発、BPOサービスを提供し、収納代行サービス事業ではコンビニ収納代行やオンライン決済、送金サービスを展開。

電算システムホールディングス【4072】 プライム(内国株式)

情報サービス事業ではクラウドソリューションや情報セキュリティ、SI・ソフト開発、BPOサービスを提供し、収納代行サービス事業ではコンビニ収納代行やオンライン決済、送金サービスを展開。

事業内容

電算システムホールディングスは、持株会社としてグループ会社の経営管理を行っています。同社グループは、電算システム、ソフトテックス、DSKペイメントなどの子会社と関連会社を含む12社で構成され、情報サービス事業と収納代行サービス事業の2つのセグメントで事業を展開しています。

情報サービス事業では、独立系ITベンダーとして顧客の共創パートナーとなり、クラウドソリューションや情報セキュリティ事業を積極的に展開しています。システムインテグレーション(SI)やソフト開発、システム導入支援、運用保守までをワンストップで提供し、企業活動をバックアップするBPOサービスも行っています。

また、システム機器やネットワーク・IoT機器の販売も推進しています。情報サービス事業は、電算システムホールディングスとその子会社、関連会社が連携して展開しています。SIでは、Google関連ソリューションやクラウドサービスの提供、生成AIの活用支援などを行っています。

収納代行サービス事業では、1973年に民間企業として初めて金融機関と提携した口座振替利用による収納代行サービスを開始しました。コンビニエンスストアでの料金支払いを一括管理する料金収納の代行業務を展開し、利便性を追求しています。

「TREE PAYMENT(ツリーペイメント)」という新しいサービスプラットフォームを提供し、コンビニ収納代行サービスや口座振替サービス、オンライン決済サービス、送金サービスなど多様な決済ニーズに対応しています。これにより、消費者の利便性を追求する新たなサービスを創造しています。

経営方針

電算システムホールディングスは、「共創」を経営方針に掲げ、イノベーションを通じて新たな価値を創造し、社会に貢献することを目指しています。2027年度までに売上高1,000億円、営業利益70億円を達成する「Challenge1000」をビジョンに掲げ、サステナブル社会の実現に向けた変革を推進しています。

同社は、売上高や営業利益率、ROEを重視し、2025年には売上高657億円、ROE11%を目指しています。情報サービス事業と収納代行サービス事業を通じて、DXの進展や新しい価値の創造を実現し、グループシナジーの最大化を図っています。

成長戦略として、資本業務提携やストックビジネスの拡充を通じて成長市場を開拓しています。新たなサービスやビジネスモデルの創出を重視し、積極的な業務提携を進めることで、迅速に成長を図っています。

デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進支援を強化し、顧客企業との共創やオープンイノベーションを通じて、多様化するニーズに対応しています。DXに関する課題を抱える企業を支援し、業務効率化や生産性向上を目指しています。

サステナビリティ経営と人的資本経営を推進し、企業価値の向上と社会課題の解決を両立させることを目指しています。持続可能な社会の実現に向けた行動を推進し、基本方針を制定しています。

AIやDX分野での人材確保と育成を重要課題とし、優秀な人材の確保と育成を通じて組織体制を強化しています。人材の差が競争力を決定づける要素と捉え、迅速かつ柔軟に対応できる体制を構築しています。