事業内容
HOUSEIは、日本国内と中国を中心とした海外でITサービスを展開しています。国内ではHOUSEI、アイード株式会社、SEVEN&EIGHT SYSTEM株式会社が活動し、海外では璞華国際科技(武漢)有限公司、璞華供給鎖(蘇州)有限公司、方正環球科技有限公司が事業を行っています。
HOUSEIの国内IT事業は、システムインテグレーションを中心に、受託システム開発や自社開発のソフトウェア・クラウドサービスの販売を行っています。コンサルティングから運用・保守までのワンストップソリューションを提供し、数億円規模のシステム開発案件を手掛けています。
メディア事業では、新聞社や出版社向けに組版システムや広告管理システムなどを提供しています。新聞社向けには、統合編集システム「NOVO」やクラウド型デジタルメディアデータベース「Pixtock」などのプロダクト・クラウドサービスを展開しています。
プロフェッショナルサービス事業では、金融業や製造業向けのシステム開発を行い、クラウドやAIを活用した業務システムの構築にも対応しています。既存システムの延命や再構築を通じて、顧客のIT資産を有効活用しています。
プロダクト推進事業では、生成AIローコード開発プラットフォーム「imprai」や顔認証システムなどを提供しています。これにより、無人店舗ソリューションやテレビ会議システムなど、多様なプロダクトを展開しています。
その他の事業として、SEVEN&EIGHT SYSTEM株式会社がエンターテイメント業界向けのITサービスを提供し、アイード株式会社が英語スピーキング評価AI「CHIVOX(R)」を活用したビジネスデベロップメントを行っています。
海外IT事業では、璞華国際科技(武漢)有限公司がオフショア開発を担当し、璞華供給鎖(蘇州)有限公司が中国の金融業界向けシステム開発を行っています。方正環球科技有限公司は香港のメディア業界向けにITサービスを提供しています。
経営方針
HOUSEIは、ITクラウドプラットフォームの進化を活用し、汎用的な情報システムを複数の顧客に提供する戦略を推進しています。これにより、顧客のクラウド化ニーズに応え、競争力を強化しています。また、メディア業界で培った技術を活かし、ヘルスケアや顔認証システムなど新たな領域にも進出しています。
HOUSEIは、特にヘルスケア分野での事業拡大を目指し、EPSホールディングスやメディカル・データ・ビジョンとの提携を通じて顧客基盤を拡充しています。さらに、エンターテイメント業界向けのITサービスやAI関連事業にも注力し、多様な収益源を確保しています。
中国市場では、オフショア開発拠点を活用し、ITサービス事業を拡大しています。金融業界向けのシステム開発や香港のメディア業界向けサービスをM&Aで獲得し、地域でのプレゼンスを強化しています。これにより、HOUSEIは国際的な成長を目指しています。
技術革新と人材確保も重要な戦略の一部です。HOUSEIは、技術革新に対応するため、中国の技術を取り入れつつ、優秀な人材の確保に努めています。教育研修制度の充実や技術委員会の設置を通じて、技術力の向上を図っています。
HOUSEIは、プロダクト化・サービス化を推進し、オーダーメイド製品からの脱却を図っています。新聞組版システムの共通化を通じて顧客のDXを支援し、自社のDXも進めています。これにより、ノウハウを活かした新たなプロダクト・サービスの展開を目指しています。