荏原実業【6328】 プライム(内国株式)

環境関連機器の製造・販売、プラント設計・施工、風水力冷熱機器の販売を行うメーカー事業、エンジニアリング事業、商社事業。

荏原実業【6328】 プライム(内国株式)

環境関連機器の製造・販売、プラント設計・施工、風水力冷熱機器の販売を行うメーカー事業、エンジニアリング事業、商社事業。

事業内容

荏原実業は、環境関連機器や装置の製造・販売、水処理施設などのプラント設計・施工、風水力冷熱機器の仕入・販売を行っています。荏原製作所と代理店契約を結び、同社の製品を取り扱うことで、継続的な事業関係を築いています。

荏原実業の事業セグメントは、メーカー事業、エンジニアリング事業、商社事業の3つに分かれています。メーカー事業では、オゾン濃度計や脱臭装置、感染症対策製品などを自社開発し、協力会社に生産を委託して販売しています。

エンジニアリング事業では、官公庁などから直接受注し、荏原グループの機器材料を用いて設計・施工を行います。施工は専門工事会社に外注しています。商社事業では、得意先から受注し、荏原グループから調達した機器材料を使用して設計・施工、商品販売を行っています。

経営方針

荏原実業は、環境保全のエキスパートとして、長年にわたり環境問題に取り組んできました。2025年に創業80周年を迎えるにあたり、同社は新たなパーパス「心地よい環境を、未来へつなぐ。」を制定し、理念体系を再構成しました。また、コーポレートブランド「Ebatens」を発表し、経営理念の実現に注力しています。

同社は、2030年に「トータル環境ソリューションカンパニー」への進化を目指し、売上高600億円、営業利益80億円を掲げています。この長期ビジョンの第一ステージとして、2024年までの中期経営計画「EJ2024」を実施し、次のステージとして2025年から2027年までの「EJ2027」を策定しています。

「EJ2027」では、既存事業の強化、新領域の探索、経営基盤の充実を基本方針とし、売上高450億円、営業利益55億円を目指しています。成長戦略としては、事業ポートフォリオ分析に基づく市場戦略の策定や、新たな市場への進出、環境分野での新たな事業領域の創出を推進しています。

サステナビリティ戦略では、人材ポートフォリオの形成や組織づくり、ガバナンス体制の改善、温室効果ガス排出量削減を進めています。財務戦略としては、成長投資の実施や安定的な配当、ROE15.0%以上を目指す方針を掲げています。