事業内容
日本マイクロニクスは、半導体計測器具や半導体・LCD検査機器の開発、製造、販売を主な業務としています。同社は7つの子会社と1つの関連会社を持ち、これらの製品をグローバルに展開しています。
同社の事業は大きく2つのセグメントに分かれています。1つ目はプローブカード事業で、主に半導体計測器具を取り扱っています。これらの製品は、日本マイクロニクス自身が開発、製造、販売を行い、子会社でも製造・販売されています。
2つ目のセグメントはTE事業で、LCD検査機器や半導体検査機器を主に取り扱っています。LCD検査機器は日本マイクロニクスとその子会社で開発、製造、販売され、保守も行われています。半導体検査機器は日本マイクロニクスが一貫して手がけています。
経営方針
日本マイクロニクスは、電子計測技術を通じて社会に貢献することを使命とし、長期的なビジョンとして「MJC YOUR Best Partner, MJC Anytime Anywhere」を掲げています。このビジョンのもと、同社はステークホルダーにとってのベストパートナーを目指し、いつでもどこでも選ばれる存在であり続けることを目指しています。
同社の中期経営計画「FV26」は、2026年度を最終年度とし、最近の業績動向や外部環境の変化を踏まえて上方修正されました。特に、メモリ向けプローブカード市場の成長を見越し、生産能力の強化と追加設備投資を行うことで、需要拡大に備えています。これにより、売上高や営業利益の目標も引き上げられました。
日本マイクロニクスは、積極的な設備投資と研究開発を通じて市場成長率を上回る成長を目指しています。サステナビリティへの取り組みやDX推進を成長の機会と捉え、人材育成と組織力の強化を図っています。また、電子計測技術を通じて企業価値の向上と社会貢献に努めています。
プローブカード事業では、メモリ向けプローブカードの生産能力強化と新技術開発により、圧倒的なシェアNo.1を維持することを目指しています。ノンメモリ向けプローブカードでは、新製品投入によりシェア拡大を図り、顧客サポートの充実を通じて新たな顧客関係を築いていきます。
TE事業では、コンタクタビジネスの成長を通じて安定収益源を確保し、半導体テスト向けの新製品で新たな価値を創造します。顧客サービスの充実を図り、フィールドサポートを第三の収入源とすることを目指しています。