事業内容
アルトナーは、主に技術者派遣事業と請負・受託事業を展開しています。技術者派遣事業では、設計技術者を中心に、宇都宮、横浜、名古屋、大阪の拠点を通じてサービスを提供しています。この事業は、ソフトウェア開発、電気・電子回路設計、機械設計などの専門技術を顧客企業に提供し、設計開発部門を支援することを目的としています。
また、アルトナーは顧客企業から設計開発を受託する請負・受託事業も行っています。契約形態としては、主に派遣契約を結んでいますが、一部の顧客企業とは請負契約を締結しています。派遣契約では、設計技術者が顧客企業の指揮命令のもとで働きます。
請負契約では、アルトナーが顧客企業から業務を受託し、業務遂行の指示や労務管理を行い、成果物を納品します。これにより、顧客企業は自社の設計開発業務を効率的に進めることが可能となります。
特集記事
経営方針
アルトナーは、「エンジニアサポートカンパニー」として、顧客企業の持続的成長を支えるテクニカル・パートナーを目指しています。この理念のもと、同社は業界のパイオニアとしての地位を確立し、顧客企業や株主、従業員を含む社会全体からの支持を得ることを目指しています。
同社の中期経営計画「Make Value for 2025 to 2029」では、持続的成長と次世代成長の基盤構築を掲げています。具体的には、カーボンニュートラル対応を中心に据えたハイエンド領域の人員拡大や、請負・受託プロジェクトを通じた業務レベルの向上を図っています。
また、アルトナーは多様な人材活用を推進しています。シニアや女性、外国人労働者の活用を進め、協力会社との連携を強化することで、事業環境の変化に対応した戦略的なシフトを行っています。これにより、総合技術サービス会社への進化を目指しています。
同社は、技術者派遣事業において、稼働人員や技術者単価、労働工数を重要な経営指標とし、これらの向上に努めています。特に、自動車関連メーカーや半導体製造装置関連メーカーとの関係を強化し、開発スピードの向上に貢献しています。
アルトナーは、優秀な技術者の確保と育成を重視しています。採用基準の改善や多様な人材の採用、新卒・キャリア採用の最適化を通じて、市場ニーズに合致した人材を確保し、事業拡大を図っています。また、技術者のスキルアップを支援するための研修プログラムも充実させています。
営業面では、新規開拓力の強化を図り、顧客ニーズに応じた技術者の人選やチーム派遣を提案しています。これにより、取引先の拡大と技術者単価の向上を目指しています。さらに、技術者との定期的な面談を通じて、モチベーション向上と定着率の向上を図っています。