東京都競馬【9672】 プライム(内国株式)

公営競技事業では大井競馬場や伊勢崎オートレース場の賃貸・管理、遊園地事業では東京サマーランドの運営、倉庫賃貸事業では物流施設の賃貸、サービス事業では商業施設や空調設備の設計・施工管理。

東京都競馬【9672】 プライム(内国株式)

公営競技事業では大井競馬場や伊勢崎オートレース場の賃貸・管理、遊園地事業では東京サマーランドの運営、倉庫賃貸事業では物流施設の賃貸、サービス事業では商業施設や空調設備の設計・施工管理。

事業内容

東京都競馬は、複数の事業セグメントを持ち、多岐にわたる事業やサービスを展開しています。以下にその主な事業内容を紹介します。

1. **公営競技事業**

東京都競馬は、大井競馬場や場外発売所施設を地方公共団体に賃貸し、競馬の開催を支援しています。また、南関東4競馬場の在宅投票システム「SPAT4」の運営も行っています。伊勢崎オートレース場も賃貸し、オートレースの開催をサポートしています。

2. **遊園地事業**

東京都競馬は、総合レジャーランド「東京サマーランド」の運営を行っています。この施設は、連結子会社である株式会社東京サマーランドに委託されており、様々なレジャー体験を提供しています。

3. **倉庫賃貸事業**

東京都競馬は、物流施設や物流用地を賃貸しています。これらの施設は、東京倉庫株式会社を通じて他社に賃貸され、物流業務を支えています。

4. **サービス事業**

東京都競馬は、商業施設「ウィラ大井」やオフィスビルの管理・運営を行っています。また、トランクルームや賃貸マンション、賃貸レストランなども所有しています。さらに、株式会社タックを通じて空調設備の設計・施工管理も手がけています。

これらの事業を通じて、東京都競馬は多様なニーズに応えるサービスを提供し、地域社会に貢献しています。

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経営方針

東京都競馬は、企業理念「空間に思いを馳せ、人々の笑顔を創造する」のもと、公営競技場や遊園地などの「空間」に訪れる人々の安心・安全を重視し、公共性を考慮した事業を展開しています。今後も多角的な事業展開を進め、誠実かつ健全な経営体制を確保し、社会課題に積極的に取り組むことで、社会の発展に寄与することを目指しています。

同社は「第3次中期経営計画~Galloping into the future~」において、売上高や営業利益、自己資本利益率(ROE)などを重要な指標とし、企業価値の向上を図っています。これにより、収益性と資本効率性の両面から持続的な成長を目指しています。

経営環境は、国内外の物価上昇や消費活動の変化、人口減少などの影響を受けています。このような不確実な環境下で、東京都競馬は事業環境の変化を正確に捉え、適切に対応することで、グループ全体の成長と発展を推進しています。

2024年に創立75周年を迎えるにあたり、同社は「長期経営ビジョン2035」を策定しました。このビジョンでは、少子高齢化による働き手不足、デジタル革新、ESGへの取り組みを重要課題として認識し、これらに対応することで企業価値の向上を図ります。

特にESG経営においては、「PLACE」「PEOPLE」「PLANET」の3つの柱を掲げ、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。また、大井競馬の振興・発展を図るため、SPAT4の安定稼働や大井競馬場の再整備にも取り組んでいます。