日本和装ホールディングス【2499】 スタンダード(内国株式)

和服及び和装品の販売仲介を主軸に、着付け教室運営や和装小物の通信販売、博多織製造、代金決済支援、和服縫製コンサルティングを展開。

日本和装ホールディングス【2499】 スタンダード(内国株式)

和服及び和装品の販売仲介を主軸に、着付け教室運営や和装小物の通信販売、博多織製造、代金決済支援、和服縫製コンサルティングを展開。

事業内容

日本和装ホールディングスは、和服および和装品の販売仲介を主な事業としています。同社は、和服文化の普及と販売仲介を行う「日本和装」事業を中核に据えています。この事業では、無料のきもの着付け教室を運営し、受講者や卒業生に対して和装品の販売機会を提供しています。

同社の連結子会社である株式会社はかた匠工芸は、博多織の製造を行い、「日本和装」事業の契約企業として製品を販売しています。また、「男きもの専門店SAMURAI」を運営しています。ニチクレ株式会社は、受講者や卒業生の代金決済の利便性を向上させるために設立され、割賦販売斡旋業を行っています。

さらに、株式会社メインステージは、きもの専門のモデルエージェンシー事業を展開しています。日本和装ダイレクト株式会社は、和装小物を中心とした通信販売事業を行っています。ベトナムでは、NIHONWASOU(VIETNAM)CO.,LTDが和服縫製に関する生産管理コンサルティングを行い、NIHONWASOU TRADING CO.,LTDが和服縫製業を営んでいます。

沖縄では、日本和装沖縄株式会社が「日本和装」事業を展開し、和服および和装品の卸売事業を行っています。カンボジアでは、NIHONWASOU(CAMBODIA)CO.,LTDがマーケットリサーチ事業を行っていましたが、2023年1月に解散決議を行い、現在は清算手続中です。

経営方針

日本和装ホールディングスは、和装文化の普及を目指し、独自の成長戦略を推進しています。同社は「教えて・伝えて・流通を促す」というビジネスモデルを基盤に、和装市場の活性化を図っています。特に、無料のきもの着付け教室を通じて新規顧客を獲得し、和装品の販売機会を提供することに注力しています。

同社は、和装業界の不透明な経営環境に対応するため、新たな試みやグループ企業間のシナジー効果を強化しています。具体的には、新規顧客向けの「お試し3回無料着付け体験コース」を導入し、EC事業の拡大を図っています。また、グループ内での製造、縫製、流通、販促、アフターケア機能を活用し、ワンストップ・ソリューションを提供しています。

今後、日本和装ホールディングスは、和装業界における売上シェアナンバーワンを目指し、グループ会社の強みを活かしてシェア拡大に取り組む方針です。また、全社的な生産性向上や新規受講者の獲得、卒業生へのアプローチ、ガバナンス体制の強化を優先課題として掲げています。これにより、安定した収益の確保と顧客満足度の向上を目指しています。