事業内容
アプリックスは、ICTと最新テクノロジーを融合し、豊かな生活体験を創出することを目指しています。同社は、組込み&エッジからクラウドまでをワンストップで開発できるシステム開発サービスを提供しています。また、MVNOや光プロバイダーなどの通信サービス、車両運行管理サービス「AORINO」、リテールメディアプラットフォーム「BRIDGE AD」など、多様なサービスを展開しています。
アプリックスの事業は、「ストックビジネス事業」と「システム開発事業」の2つのセグメントで構成されています。ストックビジネス事業では、継続課金モデルの製品やサービスを開発・提供し、業績の安定化を図っています。一方、システム開発事業では、これまでの受託開発経験を活かし、顧客に最適なシステムを提供しています。
アプリックスの主要な関係会社には、スマートモバイルコミュニケーションズ株式会社(SMC)と株式会社H2があります。SMCは、MVNO事業やMVNE事業を運営し、モバイルWiFiルーターや通信機能付きAIドライブレコーダー、光コラボレーションサービスを提供しています。H2は、光回線・プロバイダーサービスを提供していましたが、2025年にSMCと合併しました。
経営方針
アプリックスは、持続可能な成長を目指し、ストックビジネスとシステム開発の両面で戦略を展開しています。特に、継続課金モデルを活用したストックビジネスの拡大を重視し、安定した収益基盤の構築を図っています。また、30年以上にわたる「組込み」技術を活かし、顧客のシステム開発におけるコスト最適化を推進しています。
同社は、MVNOサービスを中心に市場での優位性を確立し、通信サービスのプラン設計やバックオフィス業務の対応力を強化しています。これにより、収益の安定化と拡大を目指し、他社との提携やM&Aも積極的に検討しています。システム開発事業では、組込み技術とクラウド開発のノウハウを融合し、顧客ニーズに応えるワンストップサービスを提供しています。
アプリックスは、知名度の向上と投資魅力の強化を図るため、積極的な情報発信と株主還元策を実施しています。2024年には事業ビジョンとロードマップを策定し、新規ビジネスの創出に取り組んでいます。これにより、企業価値の向上と時価総額の増大を目指しています。